業務システム最適化計画策定支援

(旭川市様)



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            背景

            近年、少子高齢化や生活基盤の変化、社会の複雑化とともに、住民のニーズも多様化・複雑化しており、自治体には市民サービスの利便性と満足度の向上のため、業務の高度化・効率化が求められています。また、どの自治体も厳しい財政状況にある一方で、業務システムの導入や運用に多大な経費がかかっており、業務システムの経費削減も迫られています。旭川市様においても、同様の課題に直面されていました。

            狙い

            これらの課題を解決すべく、業務システム最適化(業務システムの統合や一元化、あるいは、業務運営の簡素化・標準化等)の下記の事項を検討し※、その効果として「経費や業務処理時間の削減」と「公平性ある競争環境の確立」を目標としました。

            ※検討事項

            • 基幹系業務を担う中央情報システム(汎用機)の将来的なオープン系システム等への転換の是非

            • 統合的な運用管理や情報管理等を効率的に行うため全体最適化の推進方法

            • クラウドコンピューティングの活用を見据えた共通基盤の利用是非

            グラビス・アーキテクツの役割

            ●業務システム最適化に向けた各種分析・提言

            グラビス・アーキテクツは、下記を実施しました。

            ①現状分析と課題

            現状の業務システムを調査・分析し、情報資産の見える化を行うとともに、現状の問題や課題、共通化可能な機能や情報を抽出

            ②基本方針の検討

            「現状分析と課題」で調査した情報をもとに、基本理念やあるべき姿など業務システム最適化の基本方針について検討

            ③具体的な計画の策定

            「②基本方針の検討」で作成した業務システム最適化の基本方針をもとに、あるべき姿から実現可能な範囲を示した最適化計画を作成。具体的には、実施スケジュールや体制、費用、実施効果を検討

            成果

            ●定量的な効果の試算とロードマップの具現化

            単年度で約1.5億円の経費削減が見込める最適化計画を策定。あわせて、その実行のためのロードマップを年度単位で作成して、施策を明確化しました。

            ●各種課題・リスク、および、定性的な効果も可視化

            現行の情報システムの抱える課題やリスクを明示して解決策を提示しました。また、各種施策を「市の基本理念」と結び付けてその効果を可視化しました。